夢の話

少し前、1週間くらい夢を見なかった時期があった。その時期は引き摺られて暗い気持ちになることもなかった。この数年間で久しぶりだった。このままだったら病気が良くなるかもしれないって希望を持てたくらいに。今はまた悪夢の日々に逆戻りになってしまった。

 

夢に出てくるのはトラウマレベルの人たちのオンパレードだ。忘れていた傷が膿と共に疼き出す。悪夢が日中もフラッシュバックして目の前が真っ黒になる。あの人たちは、のほほんと生きているだろうに。自分だけ囚われていて馬鹿みたい。

 

でも、数年前の夢のわたしは、ただただ襲われるだけだった。今は違う。時には泣いたり、時には怒りながら抵抗している。加害に対して嫌だと理由を述べることができている。朝起きてぐったりだしフラッシュバックするけれど、微かな達成感に触れることができる。

 

夢を操ることができて一人前だとインディアンの話であった気がする。現実では足踏みしてしまっているけれど、体の内からじわじわと根を張って倒れないように頑張っている。…と思いたい。f:id:miumimimi:20220920201309j:image